☆2012年2月29日☆
[いじめから子供を守ろう! メールマガジン]
■□「学校がしっかりしていれば…」□■
明日から3月、春はもうすぐです。
今年の冬は例年にない寒さでしたが、春の訪れを告げるような、ほっとする電話をいただきました。
電話をくれたのは高2女子のAさん(仮名)。中学のとき、いじめにあっていて何度も電話してきましたが、
高校進学後はいじめもなく、Aさんからの電話は久しぶりでした。Aさんは、
「中学のとき、いじめてきた女の子が、謝ってくれたんです」と、声を弾ませました。
「学校で謝ってくれたんです。その子は、B高校(仮名)に進学していたんです。」
Aさんが進学した高校は特別支援学校で、普通高校のB高校と同じ敷地内にあり、校舎も一緒なのです。
「入学したあと、B高校に来ていたその子を見つけたときはドキッとしました。
中学のときのいじめを思い出してすごく辛かったです。」
B高校とは学園祭などの行事も一緒に開催しており、交流があるのですが、
最初、Aさんは、できるだけその子に会わないように避けていました。
「でも行事などやったとき、B高校の子と私の学校の子とうまく行かないことがあって…。
そうしたら、先生方が何回もB高校の子たちに、私たちのことを話してくれたんです。
『障害があると上手に表現できないことがあるので、すぐに叩いてしまったりすることもあるけれど、
それを理解してあげてね』とか、
『何かするときに、すごくゆっくりなこともあるけれど待っていてね』とか。
B高校の子たちは、すごく優しくなりました。」
「そしたら、この前、中学のときいじめてきた子が私のところに来て、
『ちょっと、お話できる?』って。びっくりしたけど、『いいよ』って言ったら、
『ごめんね。意地悪して。今、思うと、その時はやってもいいみたいに思っていたの。ごめんね』って…。
泣きながら謝ってくれたんです。
『一緒に帰ってもいい?』とか、『勉強で分からないところあったら聞いて』とかも、言ってくれて。
本当にびっくりして…。先生方が話してくれたからだなって思いました。
学校がしっかりしていれば、いじめはなくなるのだと、その時わかりました。」
中学のときは、「先生に言ってもいじめがなくならない」と言っていたAさん。
いただいた電話の向こうから興奮している様子が手に取るように分かりました。よほどうれしかったのでしょう。
先生の影響は計り知れないものがあります。
私たちも保護者の一人として、このような先生方を応援してまいりたいと思います。
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