■ 教師はプロとしての自覚を！ ■
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今日は、下記のメルマガの紹介です。
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☆2010年6月16日☆［いじめから子供を守ろう！ メールマガジン］
☆このところ、子供の痛ましい事件が続いて起きています。
■□子供の痛ましい事件、相次ぐ。教師はプロとしての自覚を…□■
皆様も心を痛めておられると思いますが、最近、子供の痛ましい事件が相次いでいます。
神奈川県川崎市では、中３男子が、学校で友人へのいじめが止められなかったとの遺書を残し、自殺しました。
新聞報道では、「友達へのいじめを止められなかった」といった内容とみられる手書きの遺書が見つかっており、
遺書には、「先立つこと」への家族あてのおわびに加えて、友人１人の名を挙げ、「おれと（この）友人をいじめたやつが悪い」、
さらに数人の名を挙げ、「決して許すつもりはない」などと記されていたということですが、
担任教諭は「いじめについて把握していない」と説明しているとのことです。
さらに、昨日、横浜市の私立女子高校で、高１女子生徒が、授業中に隣席の女子生徒をナイフで刺すという、衝撃的な事件が起きました。
私立の女子高校の教室で、１年の女子生徒（１５）が、右脇腹を果物ナイフのような刃物で刺され、意識不明の重体、
警察は、「刺した」と認めた同じクラスの女子生徒（１５）を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した、と報道されました。
報道では、２人は教室最後部の席に隣り合って着席しており、
逮捕された生徒は、「（刺された生徒は）机の上に勝手に荷物を置いたり、うるさくて先生の声が聞こえなかったりした。
『暗い』『キモイ』と、ほかの友達の悪口を言っていて耳障りだった。
憎くなってケガさせようと思った。刃物は２日前にホームセンターで買った」と供述しているとのことで、
２人は入学時から席が隣で、５月末の席替えでも再び隣になった。カーテンの開け閉めなどを巡ってトラブルになることもあり、
刺された生徒が教員に「もう１回、席替えをしてほしい」などと訴えていた、と報道されています。
このような事件が相次ぐ中、文部科学省が「子どもの自殺が起きたときの緊急対応の手引き」（緊急マニュアル）を作成したことが報道されました。
緊急マニュアルで最も注目されるのは、学校が「遺族の気持ちに寄り添う」ということを基本にしていることで、
たとえば、「学校に都合が悪いというだけで正確な情報を出すことをためらっていると信用を失ってしまいます」
「情報がないからといって、早い段階で子ども同士のトラブルや教師の不適切な対応はなかったと決めつけないでください」などと、注意を促していると報道されています。
自殺の背景について「校長が『たとえ学校にとって不都合なことであっても、事実は事実として向き合っていこう』という姿勢を示すことが重要です」と指摘しています。
しかし、子供たちの事件のたびに、疑問に思うのは学校側の姿勢です。
これらの報道にもあるように、学校で生徒にいじめがあり、他の生徒がいじめを止めようと頑張っているのに、担任は「いじめ」を把握していない、
あるいは、トラブルがある２人の生徒を、席替えをしてもまた、隣の席に座らせて平然としている。
子供たちを預かり、教育する立場にいるものとして、あまりにも、子供たちの心の動きに無関心なのではないか、と思うのです。
これでは、いじめ解決などできるはずありません。
学校でのいじめや、子供の自殺、傷害事件など、このような痛ましい事件が起きないようにするには、学校や教員の日ごろの姿勢が大事です。
まず、何が善くて、何がいけないのか、善悪を教えることが基本です。
さらに、子供たちに日ごろから関心を持ち、積極的に関わり、学校の先生が自らの態度で、子供たちに、正しさとは何かを示すことが必要です。
私たちも、相談事案に対応する中で、本当のプロといえる、何人もの先生方と出会いました。
その先生のもとで学んでいる子供たちは幸せです。
日本のすべての教師がプロとしての自覚に目覚められることを願ってやみません。
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