209:復讐・・・なぜ、悲劇は繰り返される？：心と経営シリーズその７

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■心と経営シリーズ！売上限界突破物法■060319その２０９
■209:復讐・・・なぜ、悲劇は繰り返される？：心と経営シリーズその７■
今回からしばらくは、この前、開催した「心と経営セミナー」の内容を実録でお届けします。
行動を支配する心の傾向性を発見し、人を生かす洞察力を磨くのが目的です。
このシリーズ終了後、魔法のトークシリーズを再開します！
●「人生の悲劇はよい子からはじまる」●
・・・前回からの続き・・・
なぜ、アル中の娘さんが、アル中の人と結婚することが非常に多いのか。
なぜかというと、１つは父親、母親に復讐するんです。
両親にとって、自分の子供が不幸になることほど、
つらいことないんですね。
これは無意識のうちに、おきることです。
自覚していないので怖いですね。
娘があろうことか、アル中の男と結婚し、虐待される。
親は当然、悲しむ。
それが復讐ですね。
心の中には、怒りとか悲しみとかが強くあり、トラウマとなり、
自分の考え方や行動に、無意識のうちに悪影響を与える。
　
セミナーの資料に書いていますけど、
「人生の悲劇はよい子からはじまる」
とプログラムに書いてあります。
加藤諦三という心理学の大家の著書のタイトルです。
心理学の本をたくさん書かれています。
「人生の悲劇はよい子からはじまる」というのは、典型的なパターンです。
どういうことかというと、
子供がいる、両親がいる。
小さい子供にとって両親は、絶対的な存在です。
生存をも支配する存在です。
いなくなると、生存の危機で怖いんですね。
小さいうちに、できるだけ愛情を注ぐことが大切といいます。
充分、愛情注がれると、自己信頼を持てる。
自己信頼があるから、自立できる。
自立できるから、自分で色々なことを考えながら、リスクも負うことができる。
ところが、自己信頼がないと、
変な依存関係を求め、人間関係うまくいかない。
「人生の悲劇はよい子からはじまる」とは保身のことです。
何から守るか。
傷つきたくないという心、不安や恐怖です。
その恐怖の１つに、
親から見捨てられる恐怖がある。
親から裏切られる恐怖がある。
これは、十分は愛情を受けていないと起きる。
具体的に説明すると、
小さいとき、３つ、４つのときに何らかの事情で
親が自分の子供を充分に愛せないとか、
親が自分の子供をケアーできないということがあります。
忙しい、家事をして世話できない。
子供泣いているが、今は行けない。
子供は求めるが、応えてくれない。
大人だったら、そのときの状況を判断できます。
お父さんは仕事に行ってるんやな、お母さん忙しいんやなあ・・・と。
でも、小さい子供は、そんなことわからない。
呼んでも応えてくれない。
自分は愛されないとか、見捨てられる、うらぎられると思い、
心に傷、恐怖を植えつける子が多くなる。
これがどうなるかというと、そのまま進んでいくと、
そういった状況を変えたいので、
親から愛される、見捨てられない、裏切られない「よい子」を演じるようになる。
「よい子」になって、親の愛情、親の関心を引くわけです。
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