株式会社アデイナスの四正道コンサルティングによって、売上限界突破を続けているクライアント様の事例はたくさんあります。
このブログでは、実際にコンサルティングでアドバイスしているノウハウやツールを、惜しみなく紹介していきます。今回は、多くの方が気付いていない売上アップを阻む罠と、それに引っ掛からないための方法です。
決めたことを決めたとおりにやり続ける、これができればたいていのことは実現できます。ところが、これができなくて困っているという人が大半です。
たとえば、健康のためにランニングを始めたとしましょう。ところが「今日は仕事で疲れたから」「雨が降りそうだから」など、やらなくていい理由が次々と浮かんできます。
そして、その甘いささやきに負けて、「明日やればいいか」などと言いながら寝てしまうのですが、いつしかランニングシューズは埃をかぶっている…これはありがちな話です。
せっかく一念発起しても、それが新しい習慣になる前に立ち消えてしまうのは、甘いささやきのほうへ流されてしまうからにほかなりません。
甘いささやきに負けてしまうと、新しい習慣が身に付かないだけでなく、今までできていたことですらできなくなってしまいます。
たとえば、毎月売上目標の100万円を何とかクリアできている営業マンがいたとしましょう。
もし彼が上司から「大変そうだから、来月は90万円でいい」と言われたら、さほど苦労せずに90万円を売り上げることができるはずです。
その後、1年にわたって目標額が下がり続けたら、1年後この営業マンは100万円を売り上げられるかどうか。おそらく、できないでしょう。
人間は楽な方へ、やすやすと流されていきます。しかし、流されたところから元のところに戻ってくるのはとても難しいのです。
このように、一見相手にとってやさしくみえることが、流すことを助けることになったりするわけです。
自分に対しても、人に対しても「もうここまででいいよ⋯」「もう十分やったよ」というようなこと、それはやさしさではなく、実は人をダメにしていくものなのです。
ここが踏ん張りどころで、これを乗り切ったら新天地が現れるというような場面は、とてもきついものです。
このときやさしい言葉をささやかれると、たいていの人が「甘やかしの罠」に陥ってしまいます。「地獄への道は、善意で舗装されている」という言葉は、まさにこのことを表したものです。
怠惰に流されるのは、人の常です。頑張ればまだ踏ん張れるのに、つい「この辺りでいいか」と甘やかしてしまうことで、限界突破の機会を逃してしまっています。
困ったことに、甘やかしたくなる理由は、努力しなくてもいくらでも見つけられるものです。
「なんだかやる気が出ない」「自分だけ頑張っても無駄」、はたまた「今日は天気が悪い」など、つまらない理由によって怠惰に流されていきます。
しかし、これらは決して悪魔の甘いささやきなどではありません。
甘やかしは悪魔のささやきだから、抗えない。怠惰に流されるのは、人間だから仕方がない。こう考えると、自分に責任はないことになるのでとても楽です。
しかし、甘やかしは悪魔のささやきなどではなく、本当はむしろ自ら進んで楽な方へ流されている、つまり真の敵は自分の内にあるのです。
職場やチームの中で、「あっ、あの人流されている」と思うことがあると思います。しかしそれ以上に気をつけないといけないのは、自分自身が流されていないかということです。
さらに、もっとも気をつけねばならないのは、リーダーが流されると、全体が流されてしまうということ、これにほかなりません。
流されることの怖さは、ブレーキをかけることがとても難しいことです。まるで坂道を転がり落ちるように、どんどん加速していくので止められなくなります。
こうならないためには最初が肝心で、まず「決して流されまい」と決意することです。
ここで強力なストッパーとなってくれるのが、前回にお話しした「信念」や「ビジョン」。言い換えれば「的」で、これをしっかり定めておく必要があります。
人間は楽な方に流されてしまいがちですが、たいていの人は自分が流されていることに気付きません。
したがって、「自分は今、流されているのではないか?」あるいは「流されそうになっていないか?」ということを自問自答することが大切です。
ラッキーなことに、流されずに踏ん張るための「秘密兵器」があります。それは何か、考えてみてください。ヒントは以下のリンクからどうぞ。
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