転載します。感謝 すなだ
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☆2015年8月19日☆
[いじめから子供を守ろう メールマガジン]
■□ 日本人だというだけでいじめられる時代?! □■
もうすぐ夏休みが終わります。
田舎への帰省や家族旅行など、夏休みには普段は出かけられないところにでかけ、
様々な体験をした子供たちも多いことでしょう。
今年の3月、仕事の関係で米国のロサンゼルスに滞在する機会がありました。
3月の日本はまだ寒い時期でしたが、ロサンゼルスは日本の初夏のような清々しい季節でした。
太陽はまぶしく、人々も親切で活気にあふれています。
私も多くの学びとかけがえのない経験をしました。
その一方でとても辛い話を聞くことになったのです。
それは、米国における日本人の子供たちへのいじめについてです。
「日本人だ」というだけでいじめられている子供たちがいるのです。
総合月刊誌『正論』の3月号に、明星大学教授の高橋史朗先生が、
「『慰安婦』でここまできたアメリカの日本人差別」という論考を寄せています。
要約してみますと、
・ロサンゼルス近郊の高校では、業界最大手のマグロウヒル教育社発行の世界史教科書を使っている。
取材した二人の日本人高校生の話は衝撃だった。
その教科書を使った歴史の授業では、「南京大虐殺」や「従軍慰安婦」について「実際にあったこと」だと教えられ、
動画等を用いて、日本人の残虐非道さを強調した授業が行われている。
「日本人はナチス・ドイツよりもひどい」と教師から言われた時には、さすがに悲しい気持ちになったという。
試験でも、「日本軍がこの時代に中国で残虐なことをした事件は?」という問題が出され、「南京大虐殺」と答えさせる。
「何人が犠牲になったか?」という問題は、教科書に書いてある「40万人」という選択肢が正解である。
・「南京大虐殺」は中学校でも教えられる。
「従軍慰安婦」の像がグレンデール市にできた時、
見学のためにフィールド・トリップ(遠足)に連れていかれた日本人生徒もいたという。
・高校生の母親は「在米日本人高校生が、歴史のねつ造の被害にあっていることを是非知っていただきたい」と語る。
海外在留日本人に対するいじめは、下は6、7歳から高校生に至るまで幅広い広がりをみせている。
(「『慰安婦』でここまできたアメリカの日本人差別」正論2015年3月号)
以上のように高橋先生がアメリカでの調査を報告されています。
私も、実際に、ロサンゼルス近郊の日本人の方から、このようないじめがあることをお聞きしました。
多くの日本人の方が「私たちはそのような差別に負けない」と口にしながらも、
「日本人いじめ」の実態を話してくださいました。
ある学生は、友達が親から「日本人の子供とは遊んではいけないと言われた」と言って、
自分を避け始めた経験を語ってくれました。
また、「日本人に生まれたことを恥ずかしく思う」と言っている日本人の友達が多いことも話してくれました。
衝撃でした。
しかし、このような子供たちへのいじめは明らかになりにくいのも事実です。
実態が明らかになっているのは氷山の一角にすぎないのです。
日本を離れた異国の地で精一杯生きている子供たちにとって、
自分ではいかんともしがたい理由でいじめられるということは、どれほど辛いことでしょう。考えただけで心が痛みます。
このようないじめは、子供たちだけではなく、大人も巻き込んだ大問題になろうとしています。
ある主婦の方は、ある日いきなり、スーパーでレジに並んでいると、自分の支払いの順番がきても
「日本人には売らない。もう一度後ろに回れ!」と辱められたと話してくれました。
私もロサンゼルス近郊のグレンデールという都市で悔しい経験をしました。
この町には2013年に「従軍慰安婦」の少女像が市内の中心部の公共の公園に建てられました。
その公園の横にある図書館前で、話をしていた見ず知らずの男性から突然、
「日本人はひどいことをした。国際社会に対して謝罪するべきだ」と言われたのです。
私は一生懸命に「それは証拠のない、偽りの歴史です」と説明しましたが、
その男性は「そういっても、日本政府が認めているではないか」と主張し続け、
結局、話はそこから平行線をたどったのです。
この「日本政府が認めている」というのは、1993年に河野洋平官房長官が、
従軍慰安婦をみとめる「河野談話」を出したことを指しています。
残念ながら、このような日本人へのいじめは「新たな差別」に発展しています。
全て、日本政府の対応の悪さ、発信のまずさに起因しています。
子供たちの未来のためにも「河野談話」が早く「間違いであった」と認識され、撤回されることを望みます。
それと同時に日本に住む私たちもこれ以上、海外での日本人に対するいわれなきいじめ問題に無関心ではいけないと思います。
少なくとも、同じ日本の中で、日本人が日本人をいじめるような卑劣な行為はもうやめにしましょう。
また、今年は教科書採択の年でもあります。
日本国内においては、少なくとも日本人であることに誇りの持てる内容の教科書が日本中で選ばれることを強く望みます。
私は、国内であれ、海外であれ、子供たちをいじめから守る最後のカギは、
教育によって、多くの子供たちが真の意味で自らに自信と誇りを持ち、
「多くの人の幸福のために生きよう!」と思える「志」を立てられるかどうかにかかっていると思います。
そのような教育を実現したいものです。
担当 和田みな
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