215:４歳の自分との対話：心と経営シリーズその１３

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■心と経営シリーズ！売上限界突破物法■060402その２１５
■215:４歳の自分との対話：心と経営シリーズその１３■
今回からしばらくは、この前、開催した「心と経営セミナー」の内容を実録でお届けします。
行動を支配する心の傾向性を発見し、人を生かす洞察力を磨くのが目的です。
このシリーズ終了後、魔法のトークシリーズを再開します！
●「アダルトチルドレンと癒し」●
・・・前回からの続き・・・
「もう十分じゃないの。今度はお母さんのことですね」
・・・まるで、Ｋ氏の心を見透かしているように、と言われましたわけですが、
要するに、自分の傾向性を見つめていくためには、
人間関係を見ていくことがカギになります。
最初の電話が鳴って１年くらい経って、
Ｋ氏が自分の人生を深く見つめ、思い出していくと、
４歳の自分が出てきました。
「アダルトチルドレンと癒し」という西尾和美さんの本の中で、
癒されていない、自分の中にいるアダルトチルドレンをいかに癒すか、
そのためのヒーリングの手法が書かれています。
ポイントは、自分の中に存在するアダルトチルドレンに対して、
現在の自分がいろいろと語りかけ、
本当の気持、満たされなかった心を聞きながら、
少しずつヒーリングしていくという方法です。
Ｋ氏の場合、４歳の自分が出てきたわけです。
砂場で、一人、幼い自分が遊んでいる。
その幼い自分に対して、今の自分が声をかけます。
「なぜこんなところで遊んでいるの？」
そうすると、４歳の自分は「一人で遊んできなさいと言われたから・・・」
「楽しいの？」
「楽しくない・・・」
「寂しい？」
「寂しい・・・」
「そう、じゃあ、一緒に遊ぼうか」
というやり取りがＫ氏の中であり、
幼い頃、寂しい思いをしていた自分の気持が分かったと思ったわけです。
「自分は、こんな気持ちで、小さいとき、いたんだな。寂しかったんだなあ」と。
本当の感情が分かると、その分、満たされなかった心が埋まります。
それが心の安定感につながります。
そして、自分の本当の心が分かった部分だけ、人が分かるようになります。
「ああ、自分もそんなことがあった、そんな思いをした」
というような感じで、人と共感できます。
自分の経験を通じて、人が分かるという感じです。
Ｋ氏は、４歳の自分がわかるなら、
もっと深く、さかのぼれるはずであり、
生れたときからの自分も分かるはずだと思いました。
自分の心の中には生れてからの記憶が全部入っているんです。
ただ、なかなか思い出せないだけです。
それが、思い出すように、訓練すると分かる。
４歳の自分を思い出すことができたＫ氏は、
それから、さらに何ヵ月もかかかって、最終的には、
生後６ｶ月の自分が分かったというんです。
この分かったというのは、
それが事実かどうかはあまり重要ではなく、
自分の感覚で、心底、「分かった、そうだったのか！」
という感覚です。
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