５３：「コーヒーカップ理論」って？？？

■ありえないことが起きる！売上限界突破物語■050602その５３
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今日は久々に大阪のオフィスです。岐阜から依頼のあった新たなマーケティングプランの企画書を作成中！
●５３：「コーヒーカップ理論」って？？？●
前回は、「ＷＩＮ－ＷＩＮ」を実践するためのポイントについてでした。
今回は、「ＷＩＮ－ＷＩＮ」を実現するために役に立つ「コーヒーカップ理論」です。
●ドンドン対立がエスカレート！●
・・・前回からの続き・・・
「ＷＩＮ－ＷＩＮ」を実践する際に、役に立つのが「コーヒーカップ理論」です。
あなたと私の間に、
直径５メートルくらいの大きなコーヒーカップがあるとします。
あまりにも大きなコーヒーカップのため、お互いに相手の姿は見えません。
私の側からは、コーヒーカップについている「取っ手」が見えているとします。
あなたの側からは、デザインされた「マーク」が見えているとします。
私はこの「取っ手」を見て、あなたに言います。
「この取っ手がとても持ちやすそうで、気に入りました」
あなたには「取っ手」が見えないので、
どこに「取っ手」が付いているのかなと思いながら、
自分の側から見える「マークがとても素敵でいいですよ」と言います。
これがスタートです。
私は「取っ手」の話、あなたは「マーク」の話。
お互いに自分の側から見ていることについて、言います。
こういうやり取りを何度か繰り返します。
最初は穏やかに話していた２人の関係が
次第に険悪なものに変わっていきます。
どうなるのか？
「私は取っ手の話をしているのに、あなたは何の話をしているんですか？
どこに眼をつけているのですか？」
これに対して、あなたは、
「いや、あなたこそどこを見てるんですか？
取っ手なんかどこにも付いていないじゃないか！」
そして対立が起きます。
「あなたどこを見ているんですか？！」
「あなたこそどこを見ているんですか？！」
これが「ＷＩＮ－ＷＩＮ」になっていない状態です。
お客様と私たちの間で起きている関係です。
ここで確認しておきたいことが２点あります。
１点目は、２人とも、同じ事実を見ているということです。
２点目は、どちらも正しいことを言っているということです。
どちらも事実に基づき、正しいことを話している・・・
にも関らず、相手を否定し始めます。
自分の正しさだけ主張し始めます。
・・・続く・・・
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